「初回だけ」のつもりで注文していない?
問題:広告に「初回500円」「お試し」と書かれた商品を注文しました。しばらくして2回目の商品と請求が届きました。注文前に確認しておくべきだったのは、どれでしょう。
- 広告に大きく書かれた初回価格だけを見る
- 注文確定前の画面で、購入回数・支払総額・解約方法を確認する
- 商品が届いてから、販売業者に条件を聞く
答えは Bです。広告の「お試し」「初回限定」「送料だけ」といった言葉だけで判断せず、注文を確定する直前の画面を最後まで確認します。
定期購入は、決められた間隔で商品が届く契約
定期購入とは、決められた間隔で商品が届き、そのたびに料金を支払う契約です。契約期間や購入回数が決まっている場合もあれば、解約しない限り自動更新される場合もあります。初回だけ安く、2回目以降は通常価格になる場合や、決められた回数を受け取るまで解約できない場合があります。
「定期縛りなし」「いつでも解約可能」と書かれていても、1回限りの購入とは限りません。解約方法、受付時間、次回発送までの期限など、条件を具体的に確認します。
注文確定前の「最終確認画面」で6項目を見る
最終確認画面とは、注文確定ボタンを押す直前に、商品や契約条件を確認する画面です。画面をスクロールして、次の項目を確認します。
見る項目 | 確認する内容 |
|---|---|
1. 購入回数・期間 | 定期購入か、何回受け取る必要があるか、契約期間はどれくらいか |
2. 支払総額・支払時期 | 初回だけでなく、契約期間・購入回数分の各回価格と合計額、送料、手数料、いつ支払うか |
3. お届け予定日 | 初回と2回目以降の商品がいつ届くか、各回の発送時期 |
4. 解約方法 | 電話、フォーム、メールなど、どの方法で解約するのか。受付時間や申出期限も確認する |
5. 返品・解約条件 | 未開封でないと返品できないか、解約に違約金や回数条件があるか |
6. 注文内容・支払い方法 | 商品名、数量、届け先、支払い方法、支払時期に間違いがないか |
確認した画面は、注文前にスクリーンショットで保存します。割引クーポンを使うと、注文直後に別の確認画面が表示されることがあります。その場合も、定期購入の条件が変わっていないか確認して保存します。
広告と注文画面の条件が違うときは、注文を止める
広告には「初回500円」と書かれていても、注文画面で「2回以上の受け取りが必要」「2回目は1万円」と表示されることがあります。次のような状態なら、注文ボタンを押さずに画面を閉じます。
- 定期購入であることや、2回目以降の価格が見つからない。
- 解約方法が電話だけで、受付時間や期限が分からない。
- 返品・解約条件が、注文確定画面ではなく別のページに隠れている。
- 「今日だけ」「残りわずか」と急かされ、確認する時間がない。
分からない条件が一つでもあるなら、広告のリンクから注文を続けません。販売業者の公式サイトを別に開き、会社名、住所、電話番号、返品条件を確認します。
注文後に「定期購入だった」と気づいたら、記録を残す
注文後に契約条件へ気づいた場合は、慌てて画面やメールを削除しません。次の記録を保存します。
- 広告と注文画面のURL、スクリーンショット
- 注文日時、商品名、初回と2回目以降の価格
- 注文確認メール、発送通知、販売業者とのやり取り
- 支払い方法、請求額、カードや銀行の利用明細
解約を申し出る場合は、販売業者が案内する正式な方法を確認し、送信日時や電話の記録を残します。電話がつながらない場合も、何時に何回かけたかを記録しておくと相談時に説明しやすくなります。
状況ごとに、最初にすることが変わる
状況 | 最初にすること |
|---|---|
注文前に条件が分からない | 注文を止め、最終確認画面・返品条件・解約方法を確認する |
注文したが、次回発送前に気づいた | 契約条件を確認し、販売業者の正式な解約方法で連絡する。画面と連絡記録を保存する |
2回目の商品が届いた | 商品をすぐに処分せず、契約条件・返品条件・請求内容を確認する。困ったら188へ相談する |
カードで支払った | 販売業者への連絡記録を残し、請求内容に不明点があればカード会社の公式窓口へ相談する |
偽サイトや不審な広告から申し込んだ | 入力した情報や支払いを整理し、カード会社・金融機関・決済サービスへ連絡する。偽通販サイトの対処も確認する |
「受け取り拒否をすれば解約できる」「支払いを止めれば問題ない」と自己判断せず、契約条件と相談先を確認します。
不安なときは、消費者ホットライン188へ相談する
通信販売には、訪問販売などのようなクーリングオフ制度は原則ありません。ただし、最終確認画面に重要な条件が表示されていなかったり、誤認させる表示によって申し込んだりした場合は、特定商取引法により申込みの意思表示を取り消せる可能性があります。個別の判断は難しいため、広告・注文画面・連絡記録を保存し、消費者ホットライン188へ相談します。
消費者ホットライン188では、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。相談するときは、広告から注文までの流れ、最終確認画面、販売業者とのやり取り、請求状況を伝えます。
安い初回価格より、2回目以降の条件を見る
定期購入を避けるポイントは、広告の大きな文字ではなく、注文確定前の小さな条件まで確認することです。購入回数、総額、次回発送、解約方法を見て、画面を保存する。分からないままなら、注文しない。この順番を覚えておきましょう。
偽通販サイトの見分け方は「偽通販サイトの見分け方」、カードの身に覚えのない請求は「クレジットカードの身に覚えのない請求に気づいたら」も参照してください。
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