身に覚えのない請求、最初にすることは?

問題:カードの利用明細に、見覚えのない請求がありました。最初にすることとして、最も安全なのはどれでしょう。

  1. 請求元から届いたSMSやメールに返信して、利用内容を聞く
  2. 検索結果の上位に出た電話番号へ、すぐに連絡する
  3. 明細や購入履歴を確認し、カード会社の公式窓口へ連絡する

この記事では、カード番号や実在する請求情報を使いません。説明用の例だけで確認します。

答えは、確認してから公式窓口へ連絡すること

基本は Cです。身に覚えがないからといって、すぐに請求元へ返信したり、SMSに書かれた番号へ電話したりするのは避けます。まず利用明細の内容を確認し、そのうえでカード会社の公式アプリ、公式サイト、カード裏面などに記載された窓口へ連絡します。

消費者庁も、身に覚えのない請求があった場合は、すぐにカード会社へ連絡するよう案内しています。

最初に、明細の内容を落ち着いて確認する

「知らない請求」と感じても、利用先の表示名が実際の店舗名と違う、家族が利用した、定期購入やサブスクリプションの更新だった、という場合があります。次の情報を確認します。

確認するもの

見比べるもの

利用日・請求金額

レシート、注文メール、通販サイトの購入履歴

利用先の表示

利用した店舗やサービスの名称、決済代行会社の案内

継続的な支払い

動画配信、アプリ、通信サービスなどの契約内容

家族の利用

家族カードや、家族が使った可能性

日本クレジット協会も、利用明細を利用控えやネットショッピングの購入履歴と照らし合わせ、相違や覚えのない利用があればカード会社へ連絡するよう案内しています。

SMSやメールの連絡先は使わない

「不正利用を確認してください」「カードを停止しました」といったSMSやメールが届いていても、その中のリンクや電話番号をそのまま使わないでください。カード会社を装ったフィッシングの可能性があります。

確認に使う経路:カード会社の公式アプリ、以前から登録しているブックマーク、カード裏面の電話番号。

避ける経路:不審なSMSやメールに書かれたリンク、返信先、電話番号。

カード番号、暗証番号、セキュリティコード、認証コードを、SMSやメールの相手に伝えないでください。

身に覚えがなければ、カード会社へ早めに連絡する

照合しても利用した覚えがなければ、カード会社へ連絡します。伝える内容を先に整理しておくと、確認が進みやすくなります。

  1. カード会社の本人確認に必要な情報(案内に従う)
  2. 利用日、請求金額、明細に表示された利用先
  3. 自分の利用ではないと考えた理由
  4. 不審なSMSやメールを受け取ったかどうか

身に覚えのない利用があれば、カード会社に連絡し、利用停止やカード再発行が必要か、申告期限と補償条件を確認します。カード会社によって、調査の方法、申告期限、補償の条件は異なります。補償されると決めつけず、契約中のカード会社へ早めに確認してください。

カード情報や認証コードを入力してしまった場合は、すぐに伝える

不審なサイトにカード番号やセキュリティコードを入力した場合は、請求がまだ出ていなくてもカード会社へ連絡します。カードの停止や番号変更など、必要な対応を案内してもらいます。

IDやパスワードを入力した場合は、公式サイトや公式アプリから、そのサービスのパスワードをすぐに変更します。同じパスワードを使っている他のサービスも変更し、利用できる場合は追加認証も設定します。変更操作も、不審なメール内のリンクからは行いません。

認証コードやワンタイムパスワードを入力した場合は、コードの発行元(カード会社や利用サービス)の公式窓口へ、入力した事実をすぐに伝えます。利用履歴やログイン履歴も確認し、案内に従います。

返信・送金してしまった場合

返信しただけでも、カード情報や認証コードを伝えた場合は、その情報の発行元へ連絡します。送金した場合は、振込先の金融機関と自分の金融機関へすぐに連絡してください。被害が発生している場合は、警察の相談窓口にも相談します。

どこに相談すればよいかわからないときは、消費者ホットライン188を利用できます。相談先や受付時間は地域によって異なります。

今日からできる予防は、明細を定期的に見ること

カード会社のアプリや利用通知サービスを使うと、利用の早期発見に役立ちます。通知だけで安全と判断せず、定期的に明細と購入履歴を確認します。

身に覚えのない請求を見つけたら、急いで相手へ連絡しない。明細を確認し、カード会社の公式アプリ・公式サイト・カード裏面で確認した窓口へ連絡する。この順番を覚えておきましょう。

参考にした公式情報

公式情報は更新されることがあります。契約中のカード会社の最新案内も確認してください。