「リセット」を押す前に、何が消えるか確認しましたか?
問題:スマホの不具合を直すため、設定にある「リセット」を使います。最初に確認することはどれでしょうか。
- 「リセット」と書いてあれば、写真やアプリも全部消えると考える
- 選ぶ項目が、設定だけか、端末内の全データかを確認する
- バックアップを取らず、表示を読まずに一番上の項目を選ぶ
答えは Bです。同じ「リセット」という言葉でも、Wi-Fi設定だけを戻す操作と、写真・アプリを含む全データを消す操作があります。
設定のリセットと初期化は、影響が違う
操作 | 主に起きること | 使う場面の例 |
|---|---|---|
一部の設定をリセット | Wi-Fi、Bluetooth、通知、プライバシーなどの設定を戻す | 接続や設定の不具合を直したい |
すべての設定をリセット | 設定は初期状態に戻るが、写真やアプリなどのデータは残る場合がある | 設定全体をやり直したい |
出荷時設定にリセット | 端末内のデータと設定を消去し、購入時に近い状態へ戻す | 譲渡、売却、深刻な不具合への最終手段 |
名称や項目の並びは、iPhone・Android・メーカーで違います。ボタンを押す前に、画面に表示された削除対象を最後まで読みます。
初期化する前に確認する8項目
- 写真、動画、連絡先、メッセージ、ファイルをバックアップしたか。
- バックアップしたデータを、別の端末やWeb画面で開けるか。
- GoogleアカウントやApple Accountのパスワードが分かるか。
- 2段階認証の確認コードを受け取れるか。
- 決済アプリ、認証アプリ、交通系ICなどの引き継ぎ方法を確認したか。
- eSIMを残すか消去するかを決めたか。eSIMを消去すると、通信事業者への再発行・再設定が必要になることがあるため、iPhoneはApple公式、Androidはメーカー・通信事業者の公式案内を確認する。
- SDカードやUSBメモリを取り外したか。
- 譲渡・売却の場合、アカウントからサインアウトしているか。
初期化すると、端末内のデータは戻せない場合があります。特に認証アプリや復旧コードは、初期化前に別の安全な場所へ移します。
iPhoneで設定だけをリセットする場合
- 「設定」を開き、「一般」をタップする。
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップする。
- 「リセット」をタップする。
- 表示された項目から、リセットしたい設定だけを選ぶ。
Appleの案内では、「すべての設定をリセット」は写真、アプリ、メッセージ、連絡先などを削除しません。一方、「すべてのコンテンツと設定を消去」はデータを消す操作なので、選択肢を取り違えないようにします。
Androidで出荷時設定に戻す場合
- バックアップと、Googleアカウントのパスワードを確認する。
- 「設定」から「システム」、「リセット オプション」などを開く。
- 「すべてのデータを消去」「出荷時リセット」などの項目を確認する。
- 削除されるデータの説明を読み、必要な場合だけ実行する。
Google Pixelの公式案内では、出荷時設定へのリセットで端末の全データが消去されると説明されています。Androidはメーカーによって項目名や手順が違うため、端末メーカーの公式サポートを優先します。
不具合なら、初期化以外の方法を先に試す
- 端末を再起動する。
- OSとアプリを公式ストアから更新する。
- 問題のある設定だけを戻す。
- メーカーや通信事業者の公式サポートを確認する。
初期化は強力な対処ですが、データの確認が終わる前に実行すると、復元できない情報が出ることがあります。画面の「何が消えるか」を確認してから進めます。
今日できる3つの確認
- 設定のリセットと、すべてのデータ消去を区別する。
- 写真・連絡先・認証アプリなどをバックアップし、実際に開けるか確認する。
- 譲渡や売却なら、サインアウト、eSIM、アカウント削除まで確認する。
スマホを手放す前の確認は「スマホを譲る前に確認すること」、バックアップの基本は「スマホのバックアップと復元を確認する」も参考にしてください。
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