「返品できる」と思って注文していませんか?

問題:ネットショップで商品を注文しました。届いた商品が思っていたものと違ったので返品しようとしたところ、「返品不可」と書かれていました。注文前に確認するものとして、最も大切なのはどれでしょうか。

  1. 商品写真がきれいなら、返品条件は確認しない
  2. 返品・解約の条件、送料の負担、販売事業者の情報を最終確認画面で確認する
  3. 注文後に、広告に戻って条件を探す

答えは Bです。ネット通販では、注文前に返品条件や事業者情報を確認し、最終確認画面をスクリーンショットなどで残しておくと、後で条件を確認しやすくなります。

ネット通販は「クーリング・オフできる」とは限らない

インターネット通販などの通信販売は、訪問販売や電話勧誘販売とは違い、法律上のクーリング・オフの規定がありません。自分で広告や商品ページを見て申し込む取引だからです。

ただし、商品売買の通信販売で、返品についての特約が広告などに表示されていない場合は、商品を受け取った日から8日以内であれば、申込みの撤回や契約の解除ができる場合があります。その場合の返品送料は、消費者が負担します。

「返品不可」「未使用の場合のみ」「到着後7日以内に連絡」などの条件が表示されている場合は、原則としてその特約を確認して対応します。商品やサービスの種類によって扱いが異なるため、困ったときは消費生活センターへ相談します。

注文前に確認する5つの表示

確認する項目

見るポイント

販売価格

1回分の価格か、送料・手数料・税込価格を含めた合計はいくらか

支払い

支払う時期、方法、分割・後払いの条件が明記されているか

配送

商品の到着時期、送料、配送地域が確認できるか

返品・解約

返品できるか、期限、送料、連絡方法、解約条件が書かれているか

事業者情報

名称、住所、電話番号、責任者名などが確認できるか

事業者情報が見つからない、連絡先がメールアドレスだけ、住所や電話番号が不自然という場合は、注文を急ぎません。商品ページだけでなく、「特定商取引法に基づく表記」「会社概要」「返品・交換について」などのページを確認します。

「初回だけ安い」は、継続購入ではないか確認する

「初回無料」「お試し価格」「送料のみ」と表示されていても、2回目以降の購入や定期購入が条件になっていることがあります。次の表示を確認します。

価格が小さく表示されている、スクロールしないと重要な条件が読めない、注文ボタンの文言が「申し込む」だけで契約内容が分からない場合は、注文を止めて条件を探します。

最終確認画面を保存する

注文を確定する前に、商品名、数量、合計金額、送料、支払方法、到着予定日、返品・解約条件が一つの画面で確認できるか見ます。画面に表示された内容をスクリーンショットやPDFで保存し、注文確認メールも残します。

  1. 注文前に、商品と数量を確認する。
  2. 合計金額と、2回目以降の料金があれば確認する。
  3. 返品・解約の条件と連絡方法を読む。
  4. 事業者名、住所、電話番号を確認する。
  5. 最終確認画面を保存してから、注文を確定する。

保存した画面に個人情報やカード番号が含まれる場合は、他人へ送らず、安全な場所で管理します。保存できなかったからといって、条件が分からないまま注文を進めません。

注文後に困ったら、記録を残して公式窓口へ連絡する

商品が届かない、表示と違う、解約できない、請求額が違うという場合は、サイトを閉じる前に記録します。

  1. 商品ページ、注文画面、注文確認メールのスクリーンショットを保存する。
  2. 注文日、商品名、金額、支払い方法、事業者名を整理する。
  3. 事業者の公式窓口へ、記録が残る方法で問い合わせる。
  4. カード払いなら、カード会社にも請求について相談する。
  5. 解決しない場合は、消費者ホットライン188へ相談する。

検索広告やメールに表示された連絡先ではなく、注文したサイトの公式ページやカード裏面の番号を使います。追加料金の支払い、本人確認、返金手数料を求める連絡が来ても、リンクを急いで押しません。

注文ボタンを押す前の30秒チェック

「安い」「残りわずか」「今日だけ」と急がせる表示があっても、条件が分からないまま注文しないことが大切です。

定期購入の自動更新を確認する方法は「無料体験の後に料金が発生する?自動更新を確認する方法」、不審な通販サイトの見分け方は「偽ショッピングサイトを見分ける方法」も参照してください。

この記事の確認に使った公式情報

返品や解約の扱いは、商品・契約・事業者の表示によって異なります。この記事は一般的な確認方法であり、個別の法律判断を示すものではありません。