「ウイルスに感染しました」と表示されたら、すぐ電話する?

問題:Webサイトを見ていたら、警告音とともに「ウイルスに感染しています。下の番号へ電話してください」と表示されました。最初にすることとして安全なのはどれでしょう。

  1. 画面に表示された電話番号へ電話する
  2. 警告画面の指示に従ってアプリをインストールする
  3. 電話・クリック・入力をせず、警告画面を閉じる

答えは Cです。Webサイトを見ているだけで表示される警告は、偽のセキュリティ警告の可能性があります。画面に書かれた番号へ電話しないことが最初の対策です。

偽のセキュリティ警告は、不安にさせて電話や支払いへ誘導する

偽のセキュリティ警告は、ウイルス感染や端末の故障を知らせるように見せて、電話、アプリのインストール、遠隔操作、支払いへ誘導する画面です。警告音を鳴らしたり、画面を閉じにくくしたりして、急いで対応させようとすることがあります。

警告画面が出たことだけで、端末がウイルスに感染したと決まるわけではありません。IPAは、電話をかけていない場合の偽警告について、画面を閉じるだけで対処できるケースを案内しています。

次の表示があれば、偽警告を疑う

正規の警告でも注意が必要な場合はありますが、表示された電話番号へ電話して解決するとは限りません。正規サービスを名乗っていても、その画面の指示だけで本物と判断しません。

電話をかけていない場合は、画面を閉じて通知設定を見直す

  1. 警告画面の電話番号へ電話しない。
  2. 名前、住所、カード番号、パスワード、認証コードを入力しない。
  3. アプリや遠隔操作ソフトをインストールしない。
  4. ブラウザのタブやウィンドウを閉じる。
  5. 閉じられない場合は、Escキーを長押しして全画面表示を解除する。解除できなければ、端末の通常の再起動を行う。
  6. 警告が繰り返し表示される場合は、ブラウザの通知設定から、許可した覚えのないサイトを削除する。

キーボード操作や再起動の方法は、端末によって違います。警告画面に表示された操作ボタンではなく、端末やブラウザの通常の操作を使います。

電話や遠隔操作をしてしまった場合は、証拠を残して相談する

相手に電話しただけなら、これ以上やり取りせず、電話を切ります。名前や連絡先を伝えた、アプリを入れた、遠隔操作を許可した、カードや電子マネーで支払った場合は、被害が起きていないように見えても対処が必要です。

  1. 警告画面、電話番号、相手の説明、支払い記録、インストールしたアプリ名をスクリーンショットやメモで残す。
  2. 遠隔操作中なら、端末のネットワーク接続を切り、相手との通話を終了する。
  3. カード会社、銀行、決済サービスに公式窓口から連絡する。
  4. パスワードを伝えた場合は、別の安全な端末から公式サイトで変更する。
  5. 不安がある場合は、警察相談窓口や消費生活センターなど、公的な相談先に相談する。

相手が「返金する」「確認のため」と言っても、追加のアプリや送金を求められたら応じません。相談先は、警告画面や相手が案内した番号ではなく、自分で確認した公式窓口を使います。

今日できる3つの確認

偽警告は、画面の派手さや警告音で本物らしく見せます。表示の内容より、電話・入力・インストールを急がせているかを確認します。

この記事の確認に使った公式情報